みなさんこんにちは!ひろぽんです!中々にご無沙汰しております!
さて、2022年4月1日で晴れてフリーランス2年目、エンジニア4年目という形になります!
私は28歳にシステムエンジニアになり、正社員エンジニアとして2年間働きその後独立しました。エンジニアとしては割と遅咲きだと思います。
今回はそういった私のような30前後からエンジニアになった人の経歴が気になる人や、フリーランスって実際どうなの?って思っている人に向けて記事を書いていければと思います!
フリーランスになろうと思ったきっかけ
そもそもフリーランスになろうと思ったきっかけは、下記です。
- 様々な現場で経験を積みたかった
- 自分の能力次第で単価が決まる実力主義が合っていると思った
- 全て自分の責任で仕事をしたかった
- 堂々と複数案件(副業)をしたかった
様々な現場での経験を積みたかった
SES正社員とかなら様々な現場での経験が積めると思います。ですが私は自社サービス7割・受託3割くらいの会社に勤めていました。
自社サービスのシステムはVB.netで書かれたレガシーなシステム。もちろんGitとかのソース管理システムは使っていません。チケット制でスクラム。。なにそれ?って感じの現場。
受託に関しても営業がサクッと受けてくるので、要件定義めっちゃ大変。
私はこんな会社でも、エンジニアとしてのキャリアをスタートできたのはこの会社のお陰!と思っていたので、社内言語をC#にして、Gitのレクチャー会を開いて案件でGitを導入するようにして、Backlogを導入してチケット制のスクラム開発も導入しました。
色々導入して思ったことは、もっと色々な現場での運用を知りたい!という事。
プログラミングや設計に関しては何となくネットを見れば情報って落ちているのでキャッチアップできます。が、運用って案外ネットに落ちていないように思います。
仮に情報落ちていても、鮮度が低い・解像度が低いなどの問題があります。
現場に入って実際にどのような運用になっているのか?を知るほうが圧倒的に良いと思いました。
エンジニアとしてのキャリアも、様々な現場での実情を知っているほうが、重宝されると思いました。
これからもっとエンジニアは必要とされます。それは新たなITサービスを展開するスタートアップ企業がどんどん増えてくるという点もあると思います。
そうなったときに様々な現場で案件の進め方を学んだ人って重宝されるのではないでしょうか?
自分の能力で単価が決まる実力主義があっていると思った
フリーランスになった理由の中で一番思いが強かったのは、「自分の能力次第で単価が決まる実力主義が合っていると思った」です。
正社員の時に、「こんなに頑張っているのに!」と思うことは多々ありました。
くっそ炎上案件にアサインされた時、めちゃくちゃ残業して仕上げて、クライアント様と都度打合せして要件折衝して、なんとか納期までに仕上げたのに、残業代なし&給与はこれまで通り。。。
じゃあ賞与で評価されると思いきや、「みんな賞与1か月だから、君も1か月ね!」と上司に言われ、あの頑張りは??と思ったことも。
昇給の時期に「炎上案件よくやってくれた!ありがとう!評価はCね!」
え??あれだけやってCですか?と思うことも多々ありました。
正社員って結局上司の評価が全てなんですよね。どれだけ案件で頑張っても残業してもスキルが上がっても、上司がこう!といったらこうなんです。
私はそんな現場が嫌でした。
フリーランスは実力主義
一方でフリーランスでは上記ほどのレベルの仕事をこなせば単価交渉ができます。クライアント企業様が本当に価値があると思ってくれれば、単価アップに応じていただけます。価値が無いと思われれば単価アップは期待できません。
至極シンプルな構造です。
能力が無ければ容赦なく切られますし、能力があれば単価アップで継続することも可能です。
頑張れば頑張るだけ単価につながるので、めちゃくちゃ頑張ります。
報連相なんて当たり前に、積極的に自分からタスクを取りに行きます。
なんならもっと仕事ふってくれーーって感じになります。
一方でコードレビュー指摘されたり少し注意されると、正社員の時より来ます。その先にあるのは契約解除かもしれないですし。。
自分の責任で仕事をしたかった
正社員の時って良くも悪くも会社に守られてます。
その証拠に正社員で働いていた時、リプレイス案件などでクソみたいなコード書いて作り逃げしているような会社をたくさん見ました。
よくこんなんで金取れるなーと都度都度思ったものです。
全ての開発会社がそうとは言わないですが、一部の会社では以下のような形でくそコードが量産されているのではないでしょうか?
- 正社員は解雇されにくい
- それゆえに適当なコードを書いても解雇されない。
- 良いコードを書くのに労力いるなら、適当なコードを書いて楽したい。
- どうせ頑張っても給料上がらんし、適当でいいや。。
的な。
結局その人は責任を取らないので、割と適当なコードを納品しても大丈夫なわけです。(その人にとっては。)
それによる弊害として、自分のスキルが上がりずらいという点があります。スキルアップ < 労力という図式がある以上仕方ありません。
ですが、フリーランスは自分の身一つでやっていきます。クソみたいなコードを書き続けると契約解除されます。3か月とか6か月といった短いスパンで案件が続くと、いくらエージェント経由とはいえ、案件は非常に見つけづらくなります。
フリーランスはそこまで経歴を見られずらいとはいえ、「現場を退場する理由」は大切です。
クライアント企業はできる人にはできるだけ長くいてほしいですから、短いスパンで現場を転々をしている人を見ると、大きな不安要素になります。
フリーランスの場合クソみたいなコードを書くと最終的に自分に返ってきます。最終的に自分が責任を取る。そのプレッシャーで大きく成長できるのでは?と思いました。
堂々と副業がしたかった
正社員では副業が許可制もしくは不可能の場合があります。これはSierのような企業にありがちな気がします。
エンジニアこそ副業をしていろいろな現場で経験を積んで成長していくものだと思っているので、この文化は全く合いませんでした。
私は上記にも書いた通り様々な現場の経験を積んで成長していきたいと思っているため、副業はどんどんしたいわけです。まあフリーランスの場合副業という概念はないですが。。
フリーランスになってから
ではここからは1年たって分かったフリーランスになるメリットとデメリットを書いていきたいと思います!
メリット
メリットは主に4つあるかなーーと思います。
- 様々な現場での経験が積める
- 稼働がフレキシブルになる
- いい意味でプレッシャーがあるので成長できる
- 副業でさらにいろいろな経験が積める
様々な現場での経験が積める
まず一つ目ですが、様々な現場での経験が積めます。
ただしいい環境で経験を積み続けるなら、下記3つの条件が必要だと思います。
- いいエージェントさんと出会う
- 日々自分の技術を磨き続ける
- 何事にも興味を持つ
条件1:いいエージェントさんと出会う
いいエージェントさんと出会うとそれだけいい仕事をもらえる可能性が上がります。
じゃあどういうエージェントさんがいいエージェントさんなのか?
私は、エンジニアのキャリアを最優先で考えてくれるエージェントさんが良いエージェントさんだと思います。
フリーランスのエージェントに登録をすると、一番初めに面談がされますが、将来どんなエンジニアになりたいか?という話はしましたか?
そのような話をエージェントさんの方からしてくる場合はいいエージェントさんである可能性が高いです。
何故ならエージェントさんはエンジニアを効率よく現場に入場させることが一番メリットです。
そのためエンジニア担当・クライアント担当・事務担当等めちゃくちゃ分業のエージェントさんもあります。
その一方でエンジニア担当からクライアント担当・事務まで一人でこなすエージェントさんもいます。
どちらがいいかは一概には言えませんが、私は後者の方が関係性は作りやすいと思います。
というのも、全てそのエージェントさんを通すような形の方が情報が集中するため、適切な仕事を紹介されやすいです。
条件2:日々自分の技術を磨き続ける
続いていい案件を紹介してもらうための条件は、「日々自分の技術を磨き続けること」です。
やはり現場では技術力が求められます。フロントReactできます!!とは言っても、Typescriptできます!というレベルから、コンポーネントのライフサイクルを把握した上でパフォーマンスチューニングまでできますというレベルまであります。
もちろん技術力が高ければ高いほどいい現場に行ける可能性は高いです。
例外:コミュ力で稼ぐ
そうはいってもエンジニア年数で見られる場合もありますし、若い経験年数で上げられる技術力は知れています。
そのため、その技術力をカバーするためにコミュ力を上げるという手もあります。
結局技術力が高くてもコミュ力が低くてハンドリングしにくい人よりも、技術力はそこそこでコミュ力が高くてハンドリングしやすい人の方が欲しがられるケースも多々あります。
そういった意味でコミュ力を上げるのは良い選択肢です。
条件3:何事にも興味を持つ
ITはドッグイヤーと呼ばれるほど進歩が速い業界です。1年で他の業界の7年分進歩するといわれています。
こういった中で常に様々な技術に興味を持つというのも、いい現場に入る条件だと思います。
何故なら面談時に、最近は○○の技術をキャッチアップしています。何故なら~という形でアピールできるからです!
もちろん、他のアピール方法もありますが、エンジニアとして常に様々な技術をキャッチアップしている方がよく見られる可能性は高いです。
稼働がフレキシブルになる
実はフリーランスエンジニアは正社員のように必要な出勤日数はありません。あるのは契約時間のみです。下限140時間~上限180時間という形で契約をします。
これは言ってしまえば毎月140時間稼働していれば、満額の単金を支払いますという契約です。
現場にもよりますが、フリーランスエンジニアとしてやることやっていれば下限の140時間であっても何も言われない現場も多々あります。
一方で、毎月営業日は働いてもらわないと困るという現場もあります。ですが、そもそもフリーランスエンジニアは稼働時間で契約しているため、契約上は「やることやっていれば140時間稼働すればOK」なのです。
またそのような現場に入らない方法として、日々自分の技術力を上げたり、様々な技術を身に着けたり、いいエージェントさんと出会うという方法があります。
具体的に140時間を稼働日に換算すると18日です。月に2日くらいは休みがある計算になります。もちろん休まず別の案件を進めても良いですし、フリーランスエンジニアである以上、どのような稼働にするかは自由です。
いい意味でプレッシャーがあるので成長できる
フリーランスエンジニアは3か月ごとの契約であることが多いため、いつ契約を切られてもおかしくありません。
技術力が足らないという理由以外でも、案件が落ち着いてきたため人員整理などの理由もあります。
そういった場合に現場での自分の評価が高くないと、契約解除リストに入ってしまいます。
じゃあどうすればいいのか?
常日頃から結果を残すことです。それは、自分から手を上げて様々なタスクを取りに行くことでもありますし、報連相をしっかりしてタスクをこなすということもあります。とにかくタスクを正確にたくさんこなすことが重要です。
そうやって動いていると、自然とうまい立ち回りが身に付き成長できます。またタスクをたくさんこなすことで技術的にも成長できますし、開発を通じて様々な経験を積むこともできます。
いつ切られてもおかしくないというプレッシャーで、めちゃくちゃ頑張るということですね!
副業でさらにいろいろな経験が積める
正社員はメインで週5稼働していれば、週1稼働の現場を副業といいます。
また正社員の場合副業をするために許可制のところもありますし、なんなら不許可の現場もあります。
ですが、そもそもフリーランスには副業という考え方はありません。すべて同列の仕事です。それが週1であろうと週5であろうと優劣はありません。もちろん案件を掛け持ちする場合に許可をとる必要はありません。極論自分の体がもつ限り、どれだけ案件を掛け持ちしようが自由です。
エンジニアで成長する方法の一つとして、圧倒的な経験があります。週5でReactやりつつ、週1でスタートアップの手伝いでFirebaseも触っていると、二つの技術スタックを持つことになります。
これは案件探しでもめちゃくちゃアドバンテージになります。面談で技術力を図るには限界があります。そんな時にクライアント企業が見るのが経歴。案件1つの人よりも、案件2つ掛け持ちしている方が、密度が高いのですごい!と思われやすいです。
もちろん自身の成長にもなります。
デメリット
フリーランスエンジニアのメリットをつらつらを書いてきましたが、世の中の物事すべてに陽と陰があるように、もちろんデメリットもあります。
ですが、この辺りはうまく立ち回ればデメリットの影響を低くできると思っています。
主にデメリットは5つあると思っています。
- 社会的信用問題
- 正社員に比べ安定していない
- 給与所得控除が使えない
- 結果が出せないと容赦なく切られる
- 退職金が出ない
社会的信用問題
これはフリーランスエンジニアになろうと思っている人は一度は聞いたことはあるのではないでしょうか?
フリーランスエンジニアは社会的信用がないため、住宅ローンや自動車ローン・住宅の審査に通りにくいといった点です。
これはガチです。フリーランスエンジニアって聞こえはいいですが、フリーターエンジニアみたいなもんですからね。どこにも雇われておらず、辞めようと思えばすぐに辞められる。また契約解除とかもされる恐れがあるのがフリーランスエンジニアです。
結局モノを貸す側は、安定してお金を払ってくれるか?しか見ていません。上記のような人は怖くてモノを貸すことができません。
解決方法
そうはいっても、フリーランスエンジニアでもある程度の信頼を得ることはできます。具体的には過去3年分以上の決算書を見せることができればある程度信用を得ることができます。
長ければ長いほどいいと思いますが、大事なのは長い期間安定して黒字を出しているかどうか?という点。
この点さえクリアしていれば、自動車ローンや賃貸物件などを借りることも可能になります。
とはいえそれでも正社員に比べれば特殊な働き方な分、正社員の方が信頼はあると思いますが。。。
正社員に比べ安定していない
で、フリーランスエンジニアはいつ切られるかわかりません。突然技術不足といったことで切られることもありますし、人員整理で切られることもあります。また正社員の方と関係性が悪くなってしまい、フリーランスエンジニアの方が切られるケースもあります。
正社員より安定していないのは明らかです。
解決方法
とはいえ、フリーランスエンジニアで安定する術はもちろんあります。
それは固定顧客を見つけること。クライアント様より逆指名を受けることです。
そうすることによって、そのクライアント様が傾かず、結果を出し続ける限りいい関係性を築けます。
こういったクライアント様が多数いることによって安定につながります。
そのために先述した技術力を常に高めたり、様々な技術を身に着けたり、コミュ力を磨いたり自分の成長の努力をするのです。
そうすることにより、クライアント様の脳内SEO3位以内に入れます。脳内SEO3位以内に入ることで、何か困ったことがあったときに声をかけてもらえます。
給与所得控除が使えない
これは地味に痛いんですが、正社員の時は給与所得控除があります。一方でフリーランスエンジニアにあるのは、最大でも青色申告特別控除。
正社員で600万円の年収だった場合164万円控除することができます。一方で青色申告の最大控除額は65万円。
正社員は436万円に課税されますが、フリーランスは経費がなかった場合535万円に課税されます。この差は大きいです。
解決方法
最速で1000万円以上稼ぎましょう。で、法人化をする。法人から役員報酬をもらう形にすれば給与所得控除を使うことができます。
またこの方法であれば、年収を自在に調整できるため、子供手当の所得制限にかからないようにすることも可能です。
法人化するメリットはたくさんあるのですが、最低1000万円以上稼がないとそこまでおいしさがないです。
結果が出せないと容赦なく切られる
これはデメリットの安定しないというところに通じますが、まじで結果出せないと速攻で切られます。
私も同じ現場に同じ時期に入ったフリーランスの方と仲良かったのですが、その人はなかなか結果が出せず半年で切られていました。
フリーランスエンジニアは本当に実力主義です。とはいえ、他のエンジニアと競う訳ではなく、その現場の最低足切り技術さえあれば、長いこと居ることもできます。
解決方法
技術を磨け。
以上。
退職金が出ない
これはデメリットとして上げるか悩みましたが、、正社員は退職金が出ます(今では出ないところも多い)が、フリーランスエンジニアは出ません。
ですがこれに変わるものもあります。
解決方法
フリーランスエンジニア=個人事業主は小規模企業共済という共済に入ることができます。
これは毎月数千円~数万円積み立てることで、個人事業を廃業したとき一定のパーセンテージが負荷された金額が戻ってくるというもの。(だったはず。)
またこの積立金は全額控除されます。ほかにもIDeCoもあります。このIDeCoの積立金も全額控除されます。IDeCoは定年を迎えたら支払われるはず。。
フリーランスエンジニアだって退職金に変わるものを積み立てることはできます!
フリーランスのキャリア問題
この章ではフリーランスエンジニアのキャリアについて書いていきたいと思います。フリーランスエンジニアは何も考えず同じ現場で居続けると、ずっと同じことしか任されず、数年間能力が上がらず気が付いたら詰んでいたということもあるようです。
なのでフリーランスエンジニアになるなら、どのようなキャリアを積んでいくかは常に考えなければいけません。
以下は私が現在考えているフリーランスエンジニアのキャリアです。
30代~
30代はとにかく人脈を広げます。現場で様々な人とコミュニケーションを取り、オフでもいろいろな人に会い、自分という商品を知ってもらう。
常に技術のキャッチアップを行い、ブログやQiitaでしっかりアウトプットを行い、自分のブランド価値を高める。
そういった時期だと思います。
人脈を広げる
私は広げる人脈には2種類あると思っています。まず一つ目は仕事を振ってくれる人。もうひとつ目は一緒に仕事をできるエンジニア。
仕事を振ってくれる人
これは下記の方法があると思います。
- 異業種交流会に参加して仕事を振ってもらうようにする。
- 友人や知り合いにお願いしてお客さんを紹介してもらう。
この時100%以上の力で仕事をしてしっかりと価値を提供できれば、また困ったときに仕事を振ってくれます。(くれるはず。)
一緒に仕事をできるエンジニア
これは下記の方法があると思います。
- エンジニアの勉強会に参加する・開催する。
- 同じ現場のフリーランスエンジニアといい関係性を持ち、現場が終わっても連絡を取り続ける。
40代~
40代のキャリアは30代で培った経験・人脈を使い事業を始めるか、正社員に戻るか、ベテランエンジニア枠としてフリーランスエンジニアを続けるというキャリアの積み方があると思います。
人脈を効果的に使い法人化
これは30代で作った人脈をうまく使い事業化します。
仕事を振ってくれる人から一気に仕事を受けても、一緒に仕事ができるエンジニアが居るため、マネージメントスキルがあればこなすことができると思います。
もちろんそんな簡単な話ではないと思いますが、30代の内からしっかりと目標をもって人脈を作っていれば可能だと思います。
正社員に戻る
30代で様々な経験を積んだエンジニアを受け入れてくれる会社はあるか?という話ですが、、昨今エンジニア不足と言われている中で、しっかりと様々な経験を積んだ40代エンジニアであれば、正社員になれるのではないでしょうか??
40代エンジニアともなればそこそこのベテラン枠なので、中途半端な技術では絶対にダメです。
フリーランスエンジニアを続ける
意外と40代でフリーランスエンジニアをしている人も多いと聞きます。ですが、経験を積んだ40代エンジニアとのほほんと生きてきた40代エンジニアでは、安定性が天と地ほど違います。
現場でめちゃくちゃ信頼(この人に相談したら大体解決するよねレベル)されれば、天です。ですが、こいつ無駄な経験しか積んでないなと思われれば地です。
私は40代でどうせフリーランスエンジニア続けるなら、めちゃくちゃ信頼されたいので、30代でめちゃくちゃ技術を身に着けています。
キャリアの問題
正社員になるにも、フリーランスエンジニアを続けるにも、事業化するにも上流工程の経験やマネジメント能力は必須です。
どうやって上流工程に行くか?
案件に入るときって結局実務経験をめちゃくちゃ重視されます。
これは上流工程から入る場合でも同じで、上流工程を経験したことがあるかないか?というのが重視され、経験がなければ上流工程に入ることができません。
であれば自分で経験を作ればいいのです。
自分で経験を作る
例えば世の中に必要とされてそうなサービスを自分で作ります。その時リーンキャンバスを書いてサービスの将来性を分析します。その後しっかり要件定義を行います。
で、とにかく開発します。この時友人エンジニアにお金を払って手伝ってもらうのもいいかもしれません。友人エンジニアが二人以上いれば、この段階でリーダー経験を積んだことになります。
で、実際にリリースして運用します。エンドユーザーの声をしっかりと拾ってサービスを成長させます。
これでスモールサービスではありますが、一応上流経験を積んだということがいうことができます。
初めは人が嫌がる現場に行く
他にも週5で出社するが、上流の経験ができる現場に行くことで、上流工程の経験が積めるケースもあります。
昨今フルリモートの働き方が増えている中、週5で募集をすると全然人が集まらないケースもあるようです。なので渋々経験がなくてもテンシャル入場ができるケースもあるそうな。。。
リーダー経験の積み方
リーダー経験も大体は上流の積み方と同じです。自分でサービスを作って運用する→この時友人エンジニア・駆け出しエンジニアの方に報酬を払って案件を手伝ってもらう。
これだけでリーダー経験になります。面談でリーダー経験有るということができると思います。
何故なら自分で稼いだお金を稼いで、他のエンジニアに報酬払ってサービス作ってる。ってやってること自社サービスと同じではないですか?
自社サービス企業とほぼほぼやっていること同じなのに経歴書にかけない・アピールできないってどういうこと?って私は思います。
向いている人・向いてない人
知らない間にめちゃくちゃ長文を書いてしまいましたが、最後にフリーランスエンジニアに向いている人と向ていない人のまとめをしたいと思います。
フリーランスに向いている人
フリーランスエンジニアに向いている人は、スキルに貪欲で将来バリバリ自分一人でやっていきたくて、見えない未来にワクワクする人だと思います。
まさに私!!
スキルに貪欲な人
技術がめちゃ好きで、休日でも勉強する!資格も大好き!サービス作るの大好き!なんならエンジニアリング=趣味って人。実力主義のフリーランスエンジニア向いていると思います。
将来バリバリに突き進んでいきたい人
正社員の場合年功序列があります。そのためバリバリ突き進んでいきたくても、上が詰まっていれば突き進むことはできません。
一方でフリーランスエンジニアの場合、現場を変えたら単価が上がることもありますし、現場でアピールすれば上流工程に係ることも、リーダー経験を積むこともできます。
見えない未来にわくわくする人
私は正社員の時に数年後どうなるか見えているのが嫌だったんです。課長・部長が数年後の自分って。。。見えている未来ほど面白くないものはないと思います。
フリーランスエンジニアをガチでやると1年後なんて見えません。なんなら半年後が見えないケースもあります。その方がワクワクするんですよねーーーー。
フリーランスに向いていない人
一方でフリーランスエンジニアに向ていない人は、安定したい。またのほほんとエンジニア生活を続けたい。という人かなーと思います。(めちゃくちゃ偏見ですがすみません。)
スキルアップに興味があっても、家庭の事情で今は安定が大事というパターンもあると思いますし、人それぞれ事情はありますが、どのような事情でも根底には正社員の安定が安心材料という人が多いのではないでしょうか??
フリーランスエンジニアになったら安定とは程遠い生活になりますし、どれだけ結果を残していてもやっぱり不安になります。(私はこの不安が心地いいのですが。。)
常に技術を磨かないといけないので、のほほんとしてられません。
まとめ
と、ここまでフリーランスエンジニアになって1年のぺーぺーの30代エンジニアがつらつらと書いてきましたが、結論言いたいことは技術が好きなら「フリーランスエンジニアはいいぞ!!!!!」ということ!
様々な現場にいって様々な技術を身に着けることもできますし、特定の技術を深堀して特化することも可能です。
またなんだかんだ報酬も高いですし、自分の裁量一つで経費を使うこともできます。仕事仲間との飲み代は経費ですし、PCなんて仕事で使うなら当たり前に経費です。またAWSのサーバー代、英会話も経費です。
他にも会社に縛られないため、案件を掛け持ちすることも自由ですし、週2と週3で別現場を組み合わせることもできます。
新しい環境に踏み出す時は不安がある
それは知らないから不安になるのです。人は知らないことを怖いと思います。これは生存本能がそうさせているようで、昔狩りをしていた時知らない場所に一人で行くと逆に狩られる可能性があり、知らない=命を落とすことを意味していました。
ですが、今はそんなことはありません。別にフリーランスエンジニアになって向いてなかったとしてもまた正社員に戻ればいいのです。
また知らないから不安に感じるなら、知ればいいのです。実際にフリーランスエンジニアとして働いている方に聞いてみればいいのです。
あとがき
ここまで読んでくださってありがとうございました。
フリーランスエンジニアになって1年たったので、振り返りの意味を込めて書きましたが、めちゃくちゃ長くなりました。。
私は28歳からエンジニアになり、そこから2年正社員エンジニアをやってフリーランスになっています。
また28歳までは経理や派遣社員といった形で働いていました。
新卒で入った会社なんて8か月で辞めましたし、そのあと第2新卒で入った経理なんて10か月で辞めました。その後派遣社員を10か月やって、超ブラックなアダルトビデオ制作会社の経理として働いていました。
結局この中で気づいたことは、実際に自分がその体験をしないとわからないということ。
人がいうからやめる。怖い噂を聞いたからやめる。とか2次情報を信じてもいいことはありません。自分は実際にその現場に入ってどう思うか?それを大事にしてほしいです。
やるかやらないか悩んだときはやるを選択したほうが後悔は少ないと思います。
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