【C#】Asp.net Core EFでSqlServerに対しマイグレーションをする方法

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みなさんこんにちは!!これまでFirestoreを使って開発をしていましたが、どうしてもNoSqlというものが好きになれずAsp.Netに戻ってきました。

いや。ね?NoSqlとやらはすごくしっかりとできていると思うんですよ。

RDBみたいにトランザクションとか一応あるし、リレーション的なものもあるし慣れれば使い勝手良いんだろうなーーーと思いました。

でも私はバックエンド出身なので、どうしてもRDBを使いたいのです!

フロント側よりもバック側を作っているときの方が楽しいのです!

ってことでAsp.Netに戻ってきたのですが、今回久々に触ったためAsp.Net Core EFでどうやってSqlServerと接続するんだっけ?マイグレーションってどうやってやるんだっけ?ってなったので、その備忘録って感じで書いていきたいと思います。

目次

フェーズ1:プロジェクト側

プロジェクトを作っていく

今回作っていくのはAsp.net Core3.1のApiってことで早速作っていきましょう!

Apiを選択する

Nugetでライブラリを追加する

続いてNugetパッケージの導入です。

ツール⇒NuGetパッケージマネージャー⇒ソリューションのNuGetパッケージの管理をクリック

すると下記のような画面が開くと思います。

なので参照を押して下記ライブラリを探しましょう

  • Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer
検索窓で文字列を入れてそのまま検索をすれば一番上に出てくる
チェックを入れて、インストールを押す。
依存関係から追加されているのを確認できる。

Modelを作る

次にめっちゃ簡単でいいからModelを作る。

今回はID、Nameを持ったUserModelを定義する

まずはModelsというフォルダを作る。

その中にUserというモデルを定義する

namespace sqlserver_connection_demo.Models
{
    public class User
    {
        public int ID { get; set; }
        public string Name { get; set; }
    }
}

Contextを作る

次に先ほど作ったModelsフォルダに、Contextを作っていく。

実際にEFを使っていく際はDBにこのContextを介してアクセスするという使い方になると思われる。

コードはこんな感じ!

using Microsoft.EntityFrameworkCore;

namespace sqlserver_connection_demo.Models
{
    public class DemoContext : DbContext
    {
        public DemoContext(DbContextOptions<DemoContext> opt):base(opt)
        {
            
        }
        
        // Modelが増えたらこんな感じで増やしていく。
        public DbSet<User> Users { get; set; }
    }
}

Contextは基本的にDBとの間に立ってくれるので、Modelが増えたらそれを都度この中に入れていく必要がある。

またDBの初期データなどを入れていくときもこの中に書いていくらしい。

Start.csを修正する

ここまで来たらStart.csを一旦更新する。

全体のコードはこんな感じ

namespace sqlserver_connection_demo
{
    public class Startup
    {
        public Startup(IConfiguration configuration)
        {
            Configuration = configuration;
        }
        private SqlConnectionStringBuilder stringBuilder = new SqlConnectionStringBuilder()
        {
            InitialCatalog = "DemoDB",
            DataSource = "localhost",
            UserID = "sa",
            Password = "sa"
        };
        public IConfiguration Configuration { get; }

        // This method gets called by the runtime. Use this method to add services to the container.
        public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
        {
            services.AddControllers();
            services.AddDbContext<DemoContext>(opt =>
            {
                opt.UseSqlServer(stringBuilder.ToString())
            })
        }

        // This method gets called by the runtime. Use this method to configure the HTTP request pipeline.
        public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
        {
            if (env.IsDevelopment())
            {
                app.UseDeveloperExceptionPage();
            }

            app.UseHttpsRedirection();

            app.UseRouting();

            app.UseAuthorization();

            app.UseEndpoints(endpoints =>
            {
                endpoints.MapControllers();
            });
        }
    }
}

ここで重要なのはハイライトを付けている箇所である。

        private SqlConnectionStringBuilder stringBuilder = new SqlConnectionStringBuilder()
        {
            InitialCatalog = "DemoDB",
            DataSource = "localhost",
            UserID = "sa",
            Password = "sa"
        };

このコードはSqlServerに接続する際に必要な接続文字列を自動で生成してくれるSqlConnectionStringBuilderというクラスのインスタンスを作っている。

  • InitialCatalogは接続するDBの名前
  • DataSourceは接続するDBがどこにあるのか?

この2点を覚えて入れば良いと思う。

            services.AddDbContext<DemoContext>(opt =>
            {
                opt.UseSqlServer(stringBuilder.ToString());
            });

で、ここでさっき追加したDemoContextを追加して、Sqlserverを使うという宣言をしておく。

スキャフォールドしたControllerを作る

でここでスキャフォールドしたControllerを作っていくが、ここで作る目的は一つ。

初回のスキャフォールドでマイグレーション実行に必要なライブラリを自動でインストールしてくれるという部分。

とりあえずやっていく。

Controllerのフォルダ上で右クリックをして、追加⇒新規スキャフォールディングアイテムをクリック

でEntity Frameworkを使用したアクションがあるAPIコントローラーを選択

でさっき作ったUserModelとDemoContextを選択する。

コントローラー名は自動でModel名の複数形になったものが名前として設定される。

これでOKを押すと、勝手にビルドが走って必要なライブラリが追加される

依存関係にはこんな感じでライブラリが追加されている。

またこんな感じでCRUD機能を持ったControllerが作られている。

ここで一旦プログラム側でやる処理は終わり。

フェーズ2:Sqlserver側

次はSqlserver側でやる作業になる。

といってもDB作るだけ。

SqlServerにDBを作る

他の仕事で使っているDBがあるので、赤で塗りつぶしている

新しいデータベースをクリックして出てきたダイアログにさっきSqlConnectionStringBuilderで指定したInitialCatalogのDB名を入れる。

すればこんな感じでDBが作られる

フェーズ3:コマンド実行

で最後にVisualStudio側でコマンドの実行

パッケージマネージャーコンソールでコマンドを打っていく

もしパッケージマネージャーコンソールがどこにも見当たらない場合は、表示⇒その他のウインドウから表示できる。

まず打っていくコマンドは下記。

PM> enable-migrations

するとこんな感じでマイグレーションをする準備ができた。

次に実行するコマンドは下記。

PM> Add-Migration initial-migration

するとこんな感じでコマンドが通ったことが確認できる。

同時に初回マイグレーションであれば、下記のようにMigrationsフォルダが追加されて、中に実行予定のMigrationファイルが作られる

これが自動マイグレーションで作られたファイルの中身

で最後に上記のマイグレーションの内容をDBに反映させていきたい。

なので、下記コマンドを実行する

PM> update-database

すると、下記のような感じになってコマンドが通ったことがわかる。

SqlServer側を見てみるとこんな感じでTableが追加されている。

エンジニアならUdemyでしょ!!

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